社員ブログ【霧島日和】更新しました!
雨仕舞って大事です。 平成27年11月30日
ブログ担当の渡辺です。
明日から12月、カレンダーも最後の一枚になってしまいました。
寒暖の差が激しく調子を崩しやすい陽気ですが、残り1ケ月頑張りましょう!
タイトルの雨仕舞(あまじまい)ですが、なにげなく屋外工事をしていて
雨仕舞の重要性を感じる場面があったので記事にしてみました。
まず、雨仕舞とは一般的に建築用語として使われる事が多く、雨風によって建物の各処にかかる
雨水が建物内部に入り込まない為の仕組みの総称です(注:防水とは異なります)
人が雨に濡れない為に傘を差すように、家も軒を出して外壁が濡れないようにするのも雨仕舞です。
上から下まで外壁が濡れないようにするのは難しいですが、年数が経つと差が表れます。
こちらの写真をご覧ください↓
木造家屋の木製雨戸と戸袋と庇の写真です。
アルミサッシ普及前は木造の雨戸が主流で、表面は板金やペンキで仕上げがされています。
この写真を部分的に拡大してみましょう。
まず雨戸の左下から↓
前回の塗装がいつだったのかは、わかりませんが塗料の痛みだけでなく下地の木材の
痛み具合も見てとれます。
次は左上を見てみましょう↓
塗装面の光沢が残っていて、下地の木材もさほど傷んでいない状態です。
同じ建具の上と下ですが、なぜこんなに違いが出るのでしょうか??
答えはかんたん、戸袋上に庇がついているからです!
庇があることによって、雨に濡れにくくなり、日差しによる劣化も抑制されます。
庇の影響が大きい上部と影響が小さい下部では、一緒に施工した工事でも劣化具合に差が出る
ことが写真より見て取れます。
いかに戸袋の上から下までをムラなく維持管理するのかは別問題として、雨仕舞が住宅を
長持ちさせるのに重要であることを再確認した、不詳渡辺です。。。
住まいのメンテナンス便りでも記載していますが、メンテナンスはとことん痛む前に
行なうのが重要です。
住まいのメンテナンス便り
http://www.kirishimahome.co.jp/wp-content/uploads/2015/09/1dc98e408976396c97aa3996a5b4397a.pdf